「ねぇ!スパーダったら、どこ行くの!」

「あぁ?だからハルトマンのトコだって言ったろ?」

「何をしに?」

「婚約許可を貰いに、だ」

「・・・・は!?」


言葉のやり取りをしている間にも

ハルトマンの家に着いた。

まだルカが唖然としている、

こんなときだけ頭の回転遅いんだよな、コイツ。


「ハルトマン!居るか?」

「これはこれはお坊ちゃま。出迎えもできずすいません」

「イキナリだったからしゃーねェよ、今回はちょっとした頼みごとがあってな」

それはともかく、とハルトマンがきりだした。

「そちらのお嬢さんは?」

「今日の用事はそれなんだよ。いろいろでな」

「そうですか、なら席にかけてお待ちください。お茶の用意をしてきます」

そう言ったのを聞くと、ルカを席に誘導した。

その隣の席に腰を降ろす。


「どーした?ルカ」

「だ、だだだだって!!ホントに頼んじゃうの!?」

「当たり前だろ?どうせ恋人同士だったんだ。この機会にやらなくていつやる」

「た、確かにスパーダのことは、すす、す好きだけど結婚はまだ・・・」


その会話の途中でハルトマンがお茶をもって帰ってきた

「今、結婚とかという話が聞こえましたが・・・」

「え!?あ、あのですね!その話は別に・・・」

「あぁ、聞こえたかハルトマン。なら話は早ェ」


「ルカと結婚するための婚約許可をくれ。」


ハルトマンが呆然としながらスパーダとルカを交互に見る。

ルカはどう見てもおしとやかって感じだからな、

付き合う女性を選べ、とは言われないだろう


「そちらの女性は、お名前はなんと?」

まずそこ気付かなかったか、

そりゃあオレでも気付かなかったけどよ。

女になってりゃ別人って思うのが当たり前だろうよ


「あの・・・ルカです、ルカ・ミルダ」

「なんと!あのルカさまでございましたか。とんだ失礼を、」

「いいんです、それより・・・」

思い出したようにハルトマンが顔を上げた

「お坊ちゃま!」

「な、なんだよハルトマン・・・まさか却下、とかないよな?」

「いいえ、とんでもございません!ミルダ商会のお嬢様とお付き合いとは・・・」

「じゃあOKなんだな!?」

「はい!このハルトマン、感激の限りでございます。」


この二人のやり取りを黙って見ていたルカは

あまりの唐突さに言葉を失っていた。


「ルカ、幸せになろうな!」

ふいにスパーダにかけられた言葉に意識が現実にもどる

「な、なんでぇぇえぇ!?」










 

 

 

Next→